Friday, September 25, 2015

デヴィッド・ボーム (2)

次のビデオをご覧ください。デヴィッド・ボームの言っていることは、正に仏陀が「空」によって説いたことと同一です。


完全性:現実への可干渉的なアプローチ – デヴィッド・ボーム (2)

汚染、即ち生態環境のような問題を見てみましょう。生態環境、それ自体は問題でないことは分かりますよね。生態環境は、それ自体で完璧に上手く動作しています。私たちのせいです、そうでしょう?私たちが生態環境を分割するといった特定の方法で考えており、各人が自分独自のことをしているので、それは問題なのです。

従って、生態学的問題は思考に起因しています、そうでしょう?しかし、思考は、そこにあるものは問題だと考え、私はそれを解決しなければなりません。しかし、同時に思考は問題を作る全てのことをやっており、それを試し克服するための別の一連の活動を行おうとしていますので、それは意味を成していません。思考は、生態学的問題、国家的問題、その他あらゆる問題を作っていることをするのを止めないことは分かりますよね。

本当に、地球は一家族ですが、私たちはそのように取り扱っていません。ですから、それが経済的意味における第一歩であり、地球は一家族であり依存する全てであると言うことです。全てで一つなのが分かりますよね。

さて、内在的秩序は私たちがそのこと、全てのものが全てのものを包み込んでいること、単に誰もが誰もに依存しているだけではなく、深い意味では実際に誰もが誰もであることを理解するのに役立ちます。全ての私たちの物質は地球から来ており、地球へと戻って行きますので、私たちは地球であることが分かりますよね。私が意味することは、地球は私たちを取り巻くただの環境であると言うのは間違っているということです。それは、胃をその環境の一部として見なしている脳のようなものです。

英語の思いやりという単語は、一緒に感じる(苦しむ?)という意味であり、人々が一緒に同じ気持ちを持っているなら、お互いに責任があり、それであなたは思いやりを持ちます。

(全ての問題の根源は人間の考え、思考です。自分勝手なことをするから問題が生じるのです。思考はエゴがする行動ですので、問題を解決しなければならないと考えながらも、新たな問題を作り続けていることに気付けません。自分のことしか考えていないからです。従って、考えるとは自分勝手なことを考えるという意味ですので、問題を解決することは不可能です。真に問題を解決したいなら、考えてはいけないのです。地球は一家だと口では言っている人が正反対の行動をしているのは、当人がエゴだからであり、騙されてはいけません。内在的秩序は、全ての物は他の全ての物を包み込んでいるという理論です。例えば、人間が食べる物は人間以外の水、空気、土、太陽光という全宇宙の要素からできていますので、人間は体内に全宇宙を包み込んでおり、人間の体が分解すると各要素が全宇宙へ戻って行きますので、全宇宙が人間を包み込んでいることになります。従って、地球とは人間そのものですので、外部の環境ではありません。環境を汚染することは自分を汚染していることだと気付いた瞬間、自分勝手なエゴの行動は取れなくなるのです。)

(注) 括弧書きの中は私の解説です。

(つづく)

(参考)
http://www.amazon.co.jp/dp/B012YZBHHS

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