Wednesday, June 3, 2015

左脳と右脳

以下は2010年のシンガポール瞑想会におけるティク・ナット・ハン法話からの抜粋です。次のビデオを1:21:00 から 1:26:00 迄ご覧下さい。


引用:
もし、あなたが神経科医か神経解剖学者なら、神経科学の観点から、これら二つの実習を研究したくなるかもしれません。私たちの脳は左側に1つ、右側に1つの半球を持っています。そして、左側に概念言語の面で考える能力を持っています。私たちは区別し、分析することができます。私たちは差別することが非常によくできるのです。私たちは脳の左半球で、多くの推測推論を行います。そして、日常生活の中で、私たちは脳の左半球をたくさん使用しています。私たちはあまりにも脳の左半球を使いますので、それで外界から完全に分離された堅実な自己であるという感覚を持っているのです。氷の塊が、自分は静水である川の他の部分から分離されていると感じているようなものです。左脳のそのような機能から、私たちは世界から分離された自己がいると感じるのです。そして、私たちの脳の左半球は思考判断分析の面で多く機能します。

しかし、右半球は別の才能を持っています。右半球は感覚の面でより多く機能します。右半球は推論よりも直接的な直感の面でより多く機能します。そして、これら機能は右半球がより機能するようにし、それで私たちはより多くの平和、喜び、思いやりを経験できるのです。第三及び第四の実習を実践することによって、私たちは左半球が休んで、右半球が重要な役割を果たせるようにします。あなたが自分の呼吸に焦点を絞る時、あなたが自分の体の感覚に焦点を絞る時、あなたは全ての思考、全ての分析を手放します。そしてもし、あなたが自分の体と深く連絡を取る方法を知っていれば、あなたはまた自分の体の基盤である世界と連絡を取ることができます。
:引用終わり

(参考)http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-44713365