Saturday, April 30, 2016

相互依存同盟の14の戒律

相互依存同盟の14の戒律
最初の14のマインドフルネス・トレーニング)

1.  たとえそれが仏教のものでも、あらゆる教義理論イデオロギーやみくもに崇拝したり盲目的な偶像崇拝等)、束縛されないでください。仏教の思想体系は導く手段であって、絶対的な真理ではありません。      

2.  あなたが現在持っている知識は不変で、絶対的な真理だとは考えないでください。狭い心になったり、現在の見方に束縛されるのを避けてください。他人の見方を受け取れるように心をオープンにしておくために、自分の見方への非執着を身に付け、実践してください。真理は生活の中に見い出されるのであって、単に概念的な知識の中に見い出されるのではありません常に自分自身の中と世の中の現実を観察するために、あなたの全生涯を通して学ぶ準備をしてください。        

3.  権限脅威お金宣伝、(何と教育すら)によるかどうかは別にして、あなたの見方を採用するために、いかなる手段によっても、子供を含む他の人を強制しないでください。しかしながら、思いやりのある対話を通して、他の人が狂信狭量を放棄するのを助けてあげてください。

4.  苦しみとの接触を避けないで、苦しむ前に目を閉じないでください。生命の中に苦しみが存在しているという気付きを失わないでください。個人的な接触イメージも含めて、苦しんでいる人たちと一緒に居る方法を見つけてください。そのような手段によって、世界の苦しみの現実に自分と他人を目覚めさせてください。

5.  何百万人もの人が飢えている中、富を蓄積しないでください。名声利益、あるいは官能的な快楽を、あなたの人生の目的として受け止めないでください。質素に生きて、時間、エネルギー、物的資源を必要としている人たちと分かち合ってください。

6.  怒りや憎しみを維持しないでください。怒りや憎しみがまだ意識内の種子である時に、それらに浸透して変容することを学んでください。怒りや憎しみが生じるやいなや、怒りや憎しみの性質とあなたの怒りと憎しみを引き起こした人の性質理解するために、あなたの呼吸へ注意を振り向けてください。

7.  分散した心とあなたの環境の中で自分自身を見失わないでください。今、この瞬間に起こっていることへ戻るためにマインドフルな呼吸を実践してください。素晴らしいことすがすがしいこと、そしてあなたの内面と周囲の両方を癒してくれること通じてください。あなたの意識の奥底での変容の作業を促進するために、あなた自身の中にある喜び平和理解種子を蒔いてください。

8.  不和を創造し、共同体を破壊する可能性がある言葉を発しないでください。どんなに小さなことでも、和解して全ての対立を解決するためにあらゆる努力をしてください。        

9.  個人的な関心や人を印象づけるために、虚偽のことを言わないでください。分裂憎しみを引き起こす言葉を発しないでください。あなたが確かでないニュースを広めないでください。あなたが確かでない事を批判したり非難しないでください。常に誠実かつ建設的に話してください。そうすることがあなた自身の安全を脅かすかもしれないとしても、不正の状況について正々堂々と意見を述べる勇気を持ってください。

10.  個人的利益のために仏教徒の共同体を利用したり、あなたが属する共同体を政治団体へと変容しないでください。しかしながら、宗教的な共同体は抑圧不正に対してはっきりした立場を取るべきであり、党派心に基づいた争いに従事することなく、その状況を変えるために努力すべきです。

11.  人間と自然に有害な職業に身を寄せてはいけません。他人から生きる機会を奪う企業に投資しないでください。あなたの理想である思いやりを実現するのに役立つ職業を選択してください。    

12.  殺さないでください。他の人に殺させないでください。生命を守り、戦争を防ぐことが可能なあらゆる手段を見つけて下さい。

13.  他の人に属すべき物は何も持たないでください。他人の財産を尊重する一方、他人が人間の苦しみや地球上の他の種の苦しみから利益を得るのを防いでください。

14.  あなたの体を虐待しないでください。あなたの体を敬意をもって扱うことを学んでください。道の実現のために生命エネルギー(性的、呼吸、精神)を貯蔵してください。世界に新たな生命をもたらす責任を十分認識してください。あなたがその中に新たな生命をもたらそうとしている世界を瞑想してください。

(解説)
1963年にティク・ナット・ハンは、2500年前に策定された仏教の僧侶や尼僧のための戒律を更新し、仏陀の最も深い教えが受け継がれ、且つ時代に合致するであろうと感じられた上記14の戒律を書きました。そして、この相互依存同盟の14の戒律(最初の14のマインドフルネス・トレーニング)は更新され、最新版は以下の通りです。しかし、初版はまだ生きておりシンプルだと私は感じます。そしてまた、全てがマインドフルネス(念)から始まりますので、覚えておくべき最重要なメッセージはマインドフルネスであると私は感じます。それ故に、マインドフルな呼吸、座禅、歩行のようなマインドフルな行動が、私たちの日常生活において極めて重要なのです。

(参考
(14の戒律)
http://appliedbuddhism.org/en/mindfulness-practices/mindfulness-trainings/229-early-days-of-the-order-of-interbeing
(14のマインドフルネス・トレーニング)
http://www.orderofinterbeing.org/for-the-aspirant/fourteen-mindfulness-trainings/
(記事)
http://www.lionsroar.com/the-fourteen-precepts-of-engaged-buddhism/

相互依存同盟の最初の6人

Friday, April 29, 2016

Fourteen Precepts of the Order of Interbeing

Fourteen Precepts of the Order of Interbeing
(Original Fourteen Mindfulness Trainings)

1.  Do not be idolatrous about or bound to any doctrine, theory, or ideology, even Buddhist ones. Buddhist systems of thought are guiding means; they are not absolute truth.       

2.  Do not think the knowledge you presently possess is changeless, absolute truth. Avoid being narrow-minded and bound to present views. Learn and practice nonattachment from views in order to be open to receive others’ viewpoints. Truth is found in life and not merely in conceptual knowledge. Be ready to learn throughout your entire life and to observe reality in yourself and in the world at all times.        

3.  Do not force others, including children, by any means whatsoever, to adopt your views, whether by authority, threat, money, propaganda, or even education. However, through compassionate dialogue, help others renounce fanaticism and narrowness.       

4.  Do not avoid contact with suffering or close your eyes before suffering. Do not lose awareness of the existence of suffering in the life of the world. Find ways to be with those who are suffering, including personal contact, images, and sound. By such means, awaken yourself and others to the reality of suffering in the world.

5.  Do not accumulate wealth while millions are hungry. Do not take as the aim of your life fame, profit, wealth, or sensual pleasure. Live simply and share time, energy, and material resources with those who are in need.        

6.  Do not maintain anger or hatred. Learn to penetrate and transform them when they are still seeds in your consciousness. As soon as they arise, turn your attention to your breath in order to see and understand the nature of your anger and hatred and the nature of the persons who have caused your anger and hatred.

7.  Do not lose yourself in dispersion and in your surroundings. Practice mindful breathing to come back to what is happening in the present moment. Be in touch with what is wondrous, refreshing, and healing both inside and around you. Plant seeds of joy, peace, and understanding in yourself in order to facilitate the work of transformation in the depths of your consciousness.

8.  Do not utter words that can create discord and cause the community to break. Make every effort to reconcile and resolve all conflicts, however small.        

9.  Do not say untruthful things for the sake of personal interest or to impress people. Do not utter words that cause division and hatred. Do not spread news that you do not know to be certain. Do not criticize or condemn things of which you are not sure. Always speak truthfully and constructively. Have the courage to speak out about situations of injustice, even when doing so may threaten your own safety.      

10.  Do not use the Buddhist community for personal gain or profit, or transform your community into a political party. A religious community, however, should take a clear stand against oppression and injustice and should strive to change the situation without engaging in partisan conflicts.      

11.  Do not live with a vocation that is harmful to humans and nature. Do not invest in companies that deprive others of their chance to live. Select a vocation that helps realize your ideal of compassion.     

12.  Do not kill. Do not let others kill. Find whatever means possible to protect life and prevent war.      

13.  Possess nothing that should belong to others. Respect the property of others, but prevent others from profiting from human suffering or the suffering of other species on Earth.      

14.  Do not mistreat your body. Learn to handle it with respect. Preserve vital energies (sexual, breath, spirit) for the realization of the Way. Be fully aware of the responsibility of bringing new lives into the world. Meditate on the world into which you are bringing new beings.

(My commentary)
In 1963, Thich Nhat Hanh renewed the precepts for Buddhist monks and nuns formulated 2,500 years ago, and wrote the above Fourteen Precepts that he felt carried the deepest teachings of the Buddha and would be fit for the times. And this Fourteen Precepts of the Order of Interbeing (Original Fourteen Mindfulness Trainings) was renewed and the latest version is as below. But I feel the original version is still alive and simple. And I also feel that the most important message to remember is mindfulness because everything starts from mindfulness. Therefore, our mindful actions such as mindful breathing, sitting and walking are vital in our daily life.

(Cf.) 
(Fourteen Precepts: original version)
http://appliedbuddhism.org/en/mindfulness-practices/mindfulness-trainings/229-early-days-of-the-order-of-interbeing
(Fourteen Mindfulness Trainings: latest version)
http://www.orderofinterbeing.org/for-the-aspirant/fourteen-mindfulness-trainings/
(Article)
http://www.lionsroar.com/the-fourteen-precepts-of-engaged-buddhism/

FIrst Six Members of the Order of Interbeing

Tuesday, April 26, 2016

十六念息(全体像)

「十六念息」の全体像は以下の通りです。(次のURLをご参照ください。) http://compassion5151.blogspot.jp/2015/10/blog-post_28.html

1-4: 体
(1-2): 意識的な呼吸を通して目覚めた意識を復活させる(思考、即ち知覚を停止する)
(3-4): 体のことに気付く + 体を静める(あなたの体の状態をチェックし、リラックス)

5-8: 感情
(5-6): 生命の奇蹟に触れることによって、喜びと幸せを発生させる(あなたがマインドフルかどうかをチェックする)
(7-8): 気持ちに気付く + 感情を静める(あなたの感情の状態をチェックし、穏やかにする)

9-12: (心行 + 意識)
(9-10): 心行と貯蔵(潜在)意識の種子に気付く + 健全な種子に水をやる(健全な種子への選択的水やり)
(11-12): 心に集中する + 心を解放する(不健全な心を深く見る、根本原因を理解する、不健全な心と種子を変容する) 

13-16: 心の対象(= 知覚の対象 = 知覚)
(13-14): 知覚、考え、渇望の本質を理解する + それらを投げ捨てる(知覚の本質の洞察を得て、手放す)
(15-16): 現実の本質を理解する + 全ての概念を投げ捨てる(究極の真理の洞察を得て、完全な悟りを開く)

注記
1) 五蘊
人間は五蘊からできています。
 ① 体(形あるもの)
 ② 感情(気持ち)
 ③ 知覚(考え、思考)
 ④ 心行(意欲、動機)
 ⑤ 意識(五感、心=顕在、マナス=エゴ、貯蔵=潜在)
十六念息は、これら五蘊を良く世話するためのものです。そして、最終的に私たちは完全な悟りを開くことができるでしょう。

2) 体
最初の4つの実習 (1-4) は、体のためのマインドフルな呼吸です。
(1-2): 体のポジティブな状態を育む
呼吸は体とみなされます。もし、私たち(エゴ)が自分の呼吸に集中したなら、思考、即ち知覚を停止できます。それ故に、目覚めた意識が復活します。ここでは、自分の知覚を良く世話します。
(3-4): 体のネガティブな状態をケアする
ここでは、自分の体の痛みを良く世話します。

3) 感情
次の4つの実習 (5-8) は、感情のためのマインドフルな呼吸です。
(5-6): 感情のポジティブな状態を育む
私たちはマインドフルな時、生命の奇蹟に触れることができますので、喜びと幸せを感じます。喜びと幸せは意識的な呼吸の直後に生じますので、時系列では (5-6) は (1-2) の直後に来ます。ですから、ここでは、自分が正しく呼吸しているかどうかをチェックできます。
(7-8): 感情のネガティブな状態をケアする
ここでは、自分の苦痛の感情を良く世話します。

4) 心
次の4つの実習 (9-12) は、心(心行 + 意識)のためのマインドフルな呼吸です。
(9-10): 心(心行 + 意識)のポジティブな状態を育む
私たちは貯蔵(潜在)意識の健全な種子を認識し、健全な心行の顕現のためにその種子に水やりをします。(5-6) と (9-10) の違いは、(5-6)は顕在化した心行を認識していますが、(9-10) は健全な心行の将来的な顕現のための選択的な水やりである点です。ですから、ここでは、自分の意識と将来の心行を良く世話します。
(11-12): 心(心行 + 意識)のネガティブな状態をケアする
ここでは、自分の不健全な心行を良く世話します。(7-8) は自分の苦痛の感情を認識し、受け容れ、軽減するだけです。しかし、(11-12) は、顕現した不健全な心行を深く見て、根本原因を理解し、思いやりのエネルギーでその不健全な心行を変容し、その変容された種子を貯蔵(潜在)意識へ戻すことも含みます。ですから、ここでは、自分の不健全な心行と意識を深く、良く世話します。

5) 心の対象
最後の4つの実習 (13-16) は、心の対象(知覚)のためのマインドフルな呼吸です。私たちは、(1-2) で思考、即ち知覚を一時的に停止しますが、ここでは、本質を理解することによって、全ての知覚を永遠に投げ捨てます。
(13-14): 知覚の本質を理解して、手放す
私たちは、相互依存(「空」)の時間的側面を意味する「無常」を理解することによって、全ての知覚、欲望、渇望、即ち考えを手放します。
(15-16): 現実の本質を理解して、手放す 
私たちは、不生不死の性質、即ち相互依存(「空」)の空間的側面を意味する「無我」を理解することによって、全ての概念を投げ捨てます。全ての概念の絶滅によって、完全な悟り、即ち涅槃を得ます。

(参考)https://www.youtube.com/watch?v=7eSuUDzwAWs
http://compassion5151.blogspot.jp/2016/04/notice-of-private-lessons-for-one-more.html
http://www.amazon.co.jp/dp/B012YZBHHS 

ティク・ナット・ハンの書

Monday, April 25, 2016

16 exercises on mindful breathing (whole picture)

The whole picture of "16 exercises on mindful breathing" is the following. Please refer to: 
http://compassion5151.blogspot.jp/2015/10/16-exercises-on-mindful-breathing.html

1-4: Body
(1-2): Revive awareness through conscious breathing (stop thinking, or perception)
(3-4): Be aware of the body + Calm the body (check your body condition and relax)

5-8: Feelings
(5-6): Generate joy and happiness by touching the wonders of life (check whether you are mindful)
(7-8): Be aware of the feelings + Calm the feelings (check your emotional condition and calm down)

9-12: Mind (mental formations + consciousness)
(9-10): Be aware of the mental formations and the seeds in store consciousness + Water the wholesome seeds (selective watering to the wholesome seeds)
(11-12): Concentrate the mind + Liberate the mind (look deeply into the unwholesome mind, understand the root cause, and transform the unwholesome mind and seeds) 

13-16: Objects of Mind (dharmas = perceptions)
(13-14): Understand the true nature of perceptions, ideas, craving + throw them away (attain insight of the true nature of perceptions and let go)
(15-16): Understand the true nature of reality + throw away all notions (attain insight of the ultimate truth and attain full enlightenment)

* Notes:
1) Humans are made of 5 aggregates (skandhas).
 ① body (form)
 ② feelings (emotions)
 ③ perception (idea, thought)
 ④ mental formations (volition)
 ⑤ consciousness (5 senses, mind, manas, store)
16 exercises on mindful breathing is for taking good care of these 5 aggregates (skandhas). And finally we will be able to attain full enlightenment.

2) Body
 The first four (1-4) exercises are the mindful breathing for the body.
(1-2): Nurturing the positive condition of the body
Breath is regarded as the body. If we (ego) concentrate on our breathing, we can stop thinking, or perception. So, awareness revives. We take good care of our perception here.
(3-4): Caring the negative condition of the body
We take good care of our pain in the body here.

3) Feelings
 The next four (5-8) exercises are the mindful breathing for the feelings.
(5-6): Nurturing the positive condition of the feelings 
We feel joyful and happy when we are mindful, because we can touch the wonders of life. Because joy and happiness arise right after conscious breathing, in chronological order (5-6) comes right after (1-2). So, we can check whether we are breathing correctly here.
(7-8): Caring the negative condition of the feelings
We take good care of our painful feelings here.

4) Mind
 The next four (9-12) exercises are the mindful breathing for the mind (mental formations + consciousness).
(9-10): Nurturing the positive condition of the mind (mental formations + consciousness)
We recognize the wholesome seeds in store consciousness and water them for the manifestation of the wholesome mental formations. The difference between (5-6) and (9-10) is that (5-6) is recognizing the manifested mental formations and (9-10) is the selective watering for the future manifestation of the wholesome mental formations. So, we take good care of our consciousness and future mental formations here.
(11-12):  Caring the negative condition of the mind (mental formations + consciousness)
We take good care of our unwholesome mental formations here.  (7-8) is only to recognize, embrace and relieve our painful feelings. But (11-12) includes looking deeply into the manifested unwholesome mental formations, understanding the root cause, transforming them by the energy of compassion, and return the transformed seeds into the store consciousness. So, we take good care of our unwholesome mental formations and consciousness deeply here.

5) Objects of Mind
 The last four (13-16) exercises are the mindful breathing for the objects of mind (perceptions). We temporarily stop thinking, or perception by (1-2) but here we throw away all perceptions by understanding the true nature eternally.
(13-14): Understanding the true nature of perceptions and letting go
We let go of all perceptions, desires, cravings, or ideas by understanding impermanence which means interbeing (emptiness) in terms of time.
(15-16): Understanding the true nature of reality and letting go 
We throw away all notions by understanding the no birth and no death nature, or no-self which means interbeing (emptiness) in terms of space. We attain full enlightenment, or nirvana by the extinction of all notions.

(Cf.) https://www.youtube.com/watch?v=7eSuUDzwAWs
http://compassion5151.blogspot.jp/2016/04/notice-of-private-lessons-for-one-more.html
http://www.amazon.com/dp/B014NYEP04
Thay's calligraphy

Sunday, April 24, 2016

心の対象(ダルマ)

ティク・ナット・ハンは、「瞑想することは、あなたの感情知覚の中だけでなく、(外部)世界においても、何が起こっているかに気付くことです。なぜなら、(外部)世界はあなたの心の対象であるからです。」と言いました。

(解説1)
私たちが考える場合、(外部)世界は私たちの心の対象です。そして、私たちの心の対象は私たちの心の投影ですので、私たちの心の対象は私たちのです。知覚されるもの(客体)は、知覚する人(主体)なのです。ですから、(外部)世界は私たちの心、私たちの心の投影、私たちの知覚、私たちの考え、私たちの思考、即ち幻想です。私たちはまた、自分の内面と周囲の両方で何が起こっているかを瞑想する必要があることに気付かねばなりません。言い換えれば、私たちは考えることなく、自分の内面(本体の世界)だけでなく、外部(現象界)もまた瞑想するのです。  

デヴィッド・ボームは、「私たちの見方は、私たちの考え方に依ります。(中略)意識お金よりもはるかに重要です。意識の変化が不可欠です」と言いました。

(解説2)
この(外部)世界の説明は、ティク・ナット・ハンとデヴィッド・ボーム(有名な量子物理学者)の間で全く同一です。意識の変化とは、意識内の心行(感情などの精神形成物)の種子の変容を意味すると私は理解しています。簡単に言えば、私たちが不健全な種子健全な種子へ変容することに成功したなら、私たちは幸せになれるということです。 (私たちはお金では幸せになれません。)なぜなら、私たちの知覚、即ち思考は私たちの感情に基づいているからです。そして、私たちの行動は私たちの思考、即ち意欲(動機)に基づいています。更には、意識の変化とは、エゴ(独立した自己)から目覚めた意識(独立していない自己)への自己の変容を意味すると私は理解しています。なぜなら、エゴは考え、目覚めた意識は考えることなく洞察を得るからです。

シスター・チャン・コーンは、「あなたが穏やかなら、あなたの心は池の静水のようであり、あなたは正確に(鏡の如く)月を映し出すことができます」と、言いました。

(解説3)
池の水面が波打っているなら、水面はあるがままを映し出すことができません。しかし、池の水が穏やかなら、あるがままを映し出すことができます。同じことが私たちのにも言えます。もし、私たちが考えるのを止めたなら、私たちの心は池の静水のように穏やかになります。すると、私たちの心はあるがままを映し出すことができます。ですから、私たちが考えるのを止める場合にのみ、現実の本質に触れることができるのです。だからこそ、私たちは瞑想するのです。だからこそ、私たちはマインドフルネスを通して目覚めた意識を復活させ、洞察を得るのです。

(参考)http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-44349564
http://www.amazon.co.jp/dp/B012YZBHHS

プラム・ビレッジ

Saturday, April 23, 2016

Object of Mind (dharma)

Thay said, "To meditate is to be aware of what is going on, not only in your body, your feeling, your perceptions, but in the world. Because the world is object of your mind."

(My commentary 1)
The world is object of our mind if we think. And object of our mind is our mind because object of our mind is the projection of our mind. The perceived is the perceiver. So, the world is our mind, the projection of our mind, our perception, our idea, our thinking, or illusions. We must also be aware that we need to meditate what is going on both inside and around us. In other words, we meditate not only our inside (the noumenal world) but also our outside (the phenomenal world) without thinking.  

David Bohm said, "The way we see depends on the way we think. ... Consciousness is much more important than money. Change in consciousness is essential."

(My commentary 2)
The explanation of this world is exactly the same between Thay and David Bohm (a famous quantum physicist). I understand that the change in consciousness means the transformation of the seeds of mental formation in consciousness. In short,
if we succeed in transforming the unwholesome seeds to the wholesome seeds, we can be happy. (We can't be happy by money.) That's because our perceptions, or thoughts are based on our feelings. And our actions are based on our thoughts, or volition (motivation). Moreover, I understand that the change in consciousness means the transformation of self from ego (separate self) to awareness (non-separate self). That's because ego thinks and awareness attains insight without thinking.

Sister Chan Khong said, "Because if you are quiet, your mind is like still water of the pond, and you can reflect the moon properly."

(My commentary 3)
If the surface of water of the pond is wavy, it can't reflect as they are. But if the water of the pond is calm, it can reflect as they are. The same thing can be said to our mind. If we stop thinking, our mind will be calm like still water of the pond. Then our mind can reflect as they are. So, true nature of reality can be touched only if we stop thinking. That's why we meditate. That's why we revive awareness through mindfulness and attain insight.

(Cf.) http://www.slideshare.net/compassion5151/subject-and-object
http://www.amazon.com/dp/B014NYEP04

Plum Village

Friday, April 22, 2016

死後の生 (2)

次の「死後に生はあるか?」という質問に対する、ティク・ナット・ハンの回答を深くご視聴ください。


以下は抜粋です。

引用:
科学者たちは既に、生も死もないことを表明しました。何も創造されず、何も失われないのです。あるのは変容のみです。ですから、変容は可能であり、現実です。そして、誕生や死は現実ではありません。あなたが誕生や死と呼ぶものは変容でしかないのです。(中略)あなたが青空を見ると、あなたの見ていたはもう見当たりません。あなたはその雲が死んだと考えます。しかし、実際には、その雲はなどの形で、常に継続しています。ですから、誕生と死は表面的にしか見られていないのです。あなたが掘り下げ、深掘りするなら、誕生も死もありません(不生不死)。あるのは継続のみです。そして、あなたが継続、つまり不生不死の性質に触れた時、あなたはもはや死を恐れることはありません。

仏教徒だけが不生不死について語っているのではなく、科学もまた不生不死について語っています。両者は自分たちの研究成果を交換できます。それは非常に興味深いことです。これは、自分の不生不死の性質に触れることができるように、私たちがより深く人生を生きるための招待状です。そして、ティク・ナット・ハンの回答は、実践するための招待状でしかないことを私は知っています。私たちは、起こっていることに深く接することができるように集中して、よりマインドフルに人生を生きる必要があります。すると、不生不死という現実の本質に触れる機会を私たちは得ます。そして、それは仏教においては「涅槃」の用語で説明されています。涅槃とは不生不死のことです。

そして、キリスト教ではそれを「究極」、「」と呼ぶかもしれません。神は、不生不死という私たちの本質です。私たちは神を見つけに行く必要はありません。神は私たちの本質なのです。それはのようなものです。波は自分が誕生と死にさらされると信じています。そして、波が上昇して下降し始める度に、波は死を恐れます。波は死ぬことを恐れているのです。しかし、波が自分はであると実感したなら、もはや死を恐れはしません上昇する前、波は水です。下降する時、波は水です。そして、下降した後も、波は水であり続けます。死はありません。

ですから、波が瞑想し、自分は波であると同時に水でもあることを実感することが非常に重要です。そして、波が自分は水であることを知る時、もはや死ぬことを恐れはしません。波は上昇して素晴らしいと感じ、下降しても素晴らしい感じます。波には恐れがありませんそして、もまた同様です。雲は死ぬことを恐れていません雲は、自分が雲でなくなるなら、のような雲と同じ位美しい他のものになれることを知っています

ですから、波はを探しに行きません。波は今、ここで水ですので、水を探しに行く必要はありません。同じことが神についても当てはまります。私たちはを探す必要がありません。私たちが神なのです。神が私たちの本質なのです。あなたは涅槃を探しに行く必要はありません。涅槃は私たちの下地です。それが仏陀の教えです。私たちのかなりの人数が、そのことを実感できてきています。私たちは今、この瞬間を楽しみます。私たちは自分が死ぬのは不可能であることを知っています。
:引用終わり

(解説)
現象界の(人間を含む)全てのものにとっては、形を変えることによる継続しかありません。何も創造され得ず、何も破壊され得ません。そして、質量・エネルギー保存の法則 (E=mc2) に従って、エネルギーと質量の総和は生態系内において保存されます。それ故に、生と死は人間によって創造された概念に過ぎないのです。真実は、生まれることも死ぬこともないのです(不生不死)。あるのは継続のみです。全てのものは異なる形で永遠に継続するのです。 

ティク・ナット・ハンはこの究極の真理を深く理解しているのですが、一般的な真理(生と死の概念を使用することにより)を使用して、相互依存、即ち「空」に基づき、死後の生について説明しました。現象界(空間と時間内の外部世界)では、反対のペア(両極)は、独立した存在が空であり、相互に依存して同時発生しています。言い換えれば、両極は表裏一体なのです。ですから、死があるなら、生も同時にあります。それは、雲の死は雨の誕生であるというようなものです。雲と雨は両方共水です。雲と雨はただ異なった形で継続するだけなのです。水は決して死ぬことはなく、決して生まれることもありません。水は常に水です。

そして、同じことが人間にもまた言えます。私たちは、水、空気、土、太陽光のような全宇宙でできていますので、人間は常に全宇宙です。私たちが不生不死という究極の真理を理解したなら、全ての概念を投げ捨て、完全な悟りを開くことができます。一方、本体の世界(空間と時間のない内部世界)では、時空がありませんので何も存在することはできません。目覚めた意識(仏性または神性)のみが空間と時間を超越できますので、両方の世界を同時に生きることができるのです。

(参考)http://compassion5151.blogspot.jp/2016/04/notice-of-private-lessons-for-one-more.html
http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-42868476
http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-43851275
http://compassion5151.blogspot.jp/2015/09/blog-post_6.html
http://compassion5151.blogspot.jp/2015/09/blog-post_10.html

ティク・ナット・ハン

Thursday, April 21, 2016

死後の生 (1)

次の「死後に生はあるか?」という質問に対する、ティク・ナット・ハンの回答を深くご視聴ください。


以下は抜粋です。

引用:
は常にと同時にあります。(生は死の)前にあるだけでなく。そして、生は死と分離され得ません。生がある所には、死があります。死がある所には、生があります。

そして、これは少々瞑想を要します。仏教において、私たちは「相互依存」について話します。それは、あなたが自分だけでは存在できないことを意味します。あなたはもう一方の側と相互に依存する必要があります。それは、左と右のようなものです。もし、がないなら、は存在し得ません。もし、がないなら、は存在し得ません。からを取り除くことはできません。からを取り除くことはできません。(中略)左と右は一緒にいたいのです。なぜなら、他方なしでは、あなたは存在し得ないからです。それは非常に明白です。上と下のように。もし、がなければ、は存在し得ません。それが、仏教で私たちが「相互依存」と呼んでいるものです。双方が同時に存在しなければならないのです。

ですから、神が「あれ」と言うと、光は「えーと、私は待たねばなりません。神よ、私は待つ必要があります」と言いました。「でも、あなたは何を待っているのですか?」 「が一緒に顕現するのを私は待っているのです。なぜなら、光と闇相互依存しているからです。」すると、神は「は既に存在しています」と言いました。そこで、光は「そうであるなら、私()は既に存在しています」と言いました。

ですから、それは善と悪前と後こことあそこあなたと私についても言えます。あなたなしではは存在できません。蓮の花なしでは存在できません。がなければ、は存在し得ないのです。苦しみのないところに、幸せはありません。のないところに、はありません。

生物学者人体を観察する時、生と死は人体の中で同時に起こることを理解します。生と死は人体の中で同時に起こることを彼らは理解するのです。正にこの瞬間に、何千もの細胞が死んでいます。あなたがこんな風に引っ掻くと、多くの乾燥した細胞が下に落ちます。彼らは死んだのです。そして、多くの細胞が日常生活のあらゆる瞬間に死んでいます。あなたは超多忙ですので、あなたが死んでいることに気付きません。細胞が死ぬなら、あなたが死んでいるのです。あなたはまだ死ぬことはなく、死ぬには50年から70年後まで待たねばならない、と考えています。それは違います。死は将来いつかのことではなく、死は正に今、正にここにあります。ですから、死は今、ここで、あらゆる瞬間に起こっているのです。

そして、幾つかの細胞のがあるからこそ、他の細胞の誕生が可能なのです。ですから、多くの細胞が今、この瞬間に生まれています。そして、私たちは彼らのために誕生祝いを企画する時間がありません。ですから、事実は科学的に言うと、あなたは既に誕生と死が今、この瞬間に起こっているのを見ることができるということです。細胞のがあるからこそ、細胞の誕生が可能です。細胞の誕生が可能ですから、細胞のが可能なのです。生と死は、存在するために互いに寄り掛かっています。

ですから、あなたは瞬間毎に死んで、生まれることを経験しています。あなたがその瞬間(誕生日)にだけ、生まれたとは思わないでください。あなたの出生証明書に書かれたその瞬間は、単なる一つの瞬間というだけです。そして、それは最初の瞬間ではありません。その瞬間の前に、あなたが既にそこに存在していた瞬間がありました。あなたがあなたの母親の子宮の中で身ごもられる前に、あなたは別の形で、既にあなたの父親の中とあなたの母親の中にいたのです。ですから、誕生というものはなく、本当には始まりも終わりもありません

ですから、私たちが誕生と死はいつも同時であることを知った時、もはや死ぬことを恐れはしません。なぜなら、死の瞬間には、誕生もまたあるからです。誕生は死と共にやって来ます。そこで、死と誕生を分離することはできません。これは非常に深い瞑想です。あなたはあなたのだけで瞑想すべきではありません。あなたは、日常生活の中で生を観察する必要があります。すると、あなたは全てのものにおいて、生と死が相互に依存していることを理解します。木々、動物、天候、物質、エネルギー(等の全てにおいて)。
:引用終わり

(解説)
現象界の(人間を含む)全てのものにとっては、形を変えることによる継続しかありません。何も創造され得ず、何も破壊され得ません。そして、質量・エネルギー保存の法則 (E=mc2) に従って、エネルギーと質量の総和は生態系内において保存されます。それ故に、生と死は人間によって創造された概念に過ぎないのです。真実は、生まれることも死ぬこともないのです(不生不死)。あるのは継続のみです。全てのものは異なる形で永遠に継続するのです。 

ティク・ナット・ハンはこの究極の真理を深く理解しているのですが、一般的な真理(生と死の概念を使用することにより)を使用して、相互依存、即ち「空」に基づき、死後の生について説明しました。現象界(空間と時間内の外部世界)では、反対のペア(両極)は、独立した存在が空であり、相互に依存して同時発生しています。言い換えれば、両極は表裏一体なのです。ですから、死があるなら、生も同時にあります。それは、雲の死は雨の誕生であるというようなものです。雲と雨は両方共水です。雲と雨はただ異なった形で継続するだけなのです。水は決して死ぬことはなく、決して生まれることもありません。水は常に水です。

そして、同じことが人間にもまた言えます。私たちは、水、空気、土、太陽光のような全宇宙でできていますので、人間は常に全宇宙です。私たちが不生不死という究極の真理を理解したなら、全ての概念を投げ捨て、完全な悟りを開くことができます。一方、本体の世界(空間と時間のない内部世界)では、時空がありませんので何も存在することはできません。目覚めた意識(仏性または神性)のみが空間と時間を超越できますので、両方の世界を同時に生きることができるのです。

(参考)http://compassion5151.blogspot.jp/2016/04/notice-of-private-lessons-for-one-more.html
http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-42868476
http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-43851275
http://compassion5151.blogspot.jp/2015/09/blog-post_6.html
http://compassion5151.blogspot.jp/2015/09/blog-post_10.html

ティク・ナット・ハン