Tuesday, December 6, 2016

誰がトランプ?(2)

ドナルド・トランプ次期大統領に関する次のインタビュー記事を深くご一読ください。 http://www.vox.com/science-and-health/2016/11/22/13638374/buddhist-monk-mindfulness
以下は、記事から抜粋した重要な語句です。

引用:
私たちの頭と心は、食物が必要です。 そして、瞑想は(頭と心の)一種の食物です。ですから、私たちはそのように自分自身に食物を与えます。あなた(の体)は食べる必要があり、あなたの平和、優しさ、透明さも同様に食べる必要があります。瞑想は、ただの祈りではありません。そうではなくて、あなたは他に平和、優しさ、透明さを提供できるように、平和、優しさ、透明さを育んでいるのです。

あなたが穏やか人と座禅を組む時、あなたは穏やかになれます。あなたが動揺し憎しみに満ち人と座禅を組む時、あなたは動揺し憎しみに満ちます。

瞑想は秘伝的な実践ではありません。瞑想は瞑想ホールや仏教の瞑想会センターでのみ行うことではありません。瞑想は、歩行中、オフィス内など、あなたがやっているどんな活動においてもすぐに起こり得ます。瞑想とは、あなた(心と体)がそこに居るということ、穏やかで平和に存在しているということを意味します。

一息で、あなたは穏やかさ、透明さをもたらすことができ、思考を休めることができます。

私たちが世俗的な政治に関与する時は、どちらか一方の側につかないように心がけます。どちらか一方を選択するのは簡単ですが、仏教の実践者として私たちは、調停するためにより包括性(非差別、非二元性、空性、相互依存性)を持とうとします。

瞑想で、私たちは自分自身の深い苦しみに触れることを学びます。

(思考の)停止は、深い傾聴前の要件です。

差別がある時、あなたは理解を深めるためにその機会を活用できます。(中略)あなたは彼らの中に良い性質も見つける必要があります。誤った見方はあなたを怒らせますので、焦点を当てないでください。

あなたが良い聞き手で、偏った判断を避ける場合にのみ、対話が可能です。

ティク・ナット・ハンは自分の左手を取って、このように手を開いたと聞きました。その意味は皆さんの推測にお任せします。(ティク・ナット・ハンのメッセージは、「蓮の花のように、ただ咲けば良い。(何も考えることなく、心を開くこと)」と、私は理解します。)(中略)ティク・ナット・ハンは完全に気付いていますが、ティク・ナット・ハンの心は(脳卒中の後遺症から)回復し癒そうとしており、政治的事項よりも自分の共同体(プラム・ビレッジ)と一緒に居ようとしています。

未来は、今、この瞬間から、そして今、この瞬間をどのように対処するかによって構築されます。あなたが恐れているなら、未来は恐ろしいものになるでしょう。あなたが非協力的なら、未来は分裂したものになるでしょう。これは非常に重要です。

未来は、私たちの所に(自動的に)やって来るものではありません。未来は私たちによって、今、この瞬間に私たちがどのように話し、何をするのかによって、構築されるのです。
:引用終わり

(解説)
あなたがトランプを責めるなら、あなたがトランプです。なぜなら、あなたの見方はあなたの考え方に依存するからです。あなたは実際に、トランプを鏡として自分自身を見ています。あなたが見ているのは、あなたの心の対象(心の投影)、つまりあなたの心です。ですから、実際にはあなたはあなた自身を責めているのです。あなたは自分自身を一杯反省する必要があります。もし、あなたが無条件にあなた自身を受け容れるなら、他を批判する必要はありません。その代わりに、あなたは全てを無条件に受け容れることができます。非分離、非差別、非二元性、即ち全体性が究極の真理なのです。

(参考)
http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-44349564
http://www.huffingtonpost.com/entry/zen-and-the-art-of-activism_us_58a118b6e4b094a129ec59af

タイ・ファップ・ダン

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