Monday, January 18, 2016

マインドフルネスの奇跡 (2)

以下は、ティク・ナット・ハン著「マインドフルネスの奇跡」からの抜粋です。

引用:
(静かな呼吸)
あなたの呼吸は、軽くて、平らで、砂を流れる水の細い流れのように流れるべきです。あなたの呼吸は、あなたの隣に座っている人が聞くことができないほど静かなくらい、非常に静かであるべきです。あなたの呼吸は、険しい連山や馬の駈け足のようにではなく、川のように、水辺を渡る水蛇のように、優雅に流れるべきです。呼吸をマスターするとは、心と体をコントロールすることです。自分自身の心が分散していることに気付き、異なる手段によって自分自身をコントロールするのが困難であると思われる度に、呼吸を監視する方法を常に使用すべきです。瞑想するために座る瞬間、呼吸を監視し始めてください。まず、普通に呼吸し、徐々に呼吸が静か平らになるまで、呼吸を遅くしていってください。すると、呼吸の長さがかなり長くなります。座った瞬間から、あなたの呼吸が深く静かになる瞬間まで、自分の中で起こっている全てのことを意識してください。仏教の念息経が言うように、『長い息を吸い込みながら、あなたは「私は長い息を吸い込んでいる」のを知っています。長い息を吐き出しながら、実践者は「私は長い息を吐き出している」のを知っています。短い息を吸い込みながら、あなたは「私は短い息を吸い込んでいる」のを知っています。短い息を吐き出しながら、あなたは「私は短い息を吐き出している」のを知っています。「息と体全体を感じながら、私は息を吸い込みます」』このように、あなた自身を訓練します。 「息と体全体を感じながら、私は息を吐き出します。」 このように、あなた自身を訓練します。『息と体の活動を静めながら、私は息を吸い込みます。』このように、あなた自身を訓練します。『息と体の活動を静めながら、私は息を吐き出します。』このように、あなた自身を訓練します。

約10〜20分後あなたの思考は、波紋すら起きることのない池のように静まるでしょう。
:引用終わり

(解説)
エゴが瞑想するために座禅を組みます。そして、呼吸が深く、静かになった瞬間に、目覚めた意識が呼吸を監視し始めます。もし、あなたがマインドフルな呼吸を実践するのが上手なら、目覚めた意識を復活させ、マインドフルになるのに、吸う一息で十分です。上記の呼吸と体に対するマインドフルな呼吸は、念息経(十六念息)の最初の四つに基づいています。http://compassion5151.blogspot.jp/2015/10/blog-post_28.html

(参考)http://www.cultureunplugged.com/documentary/watch-online/play/13241/Steps-of-Mindfulness---a-Journey-with-Thich-Nhat-Hanh

ティク・ナット・ハン