Friday, April 1, 2016

サンガの実践 (4)

次の「サンガの実践」に関するティク・ナット・ハンの教えを、深くご一読ください。 http://www.lionsroar.com/the-practice-of-sangha/
以下は抜粋です。

引用:
あなたが行っていることは何でもマインドフルネスで行うのが正しいことです。マインドフルネスは、自分の意識を現在の現実に敏感なままにしておくことです。(中略)あなたがマインドフルネスなしで行うことは何でも誤っていることです。私たちがこのことを理解しているなら、もはや困惑することはないでしょう。もし、たちがマインドフルネスでするなら、私たちのする全てのことは正しいです。

あなたが一歩を踏み出して、平和幸せを感じるなら、それは正しい実践であるということが分かります。あなたが正しく行っているかどうかが分かるのは、あなただけです。他の誰も判断できません。

サンガでの鐘の機能は、私たちを自分自身に連れ戻すことです。私たちが鐘の音を聞く時、自分自身に戻って呼吸しますが、その時点で私たちはサンガのエネルギーの質を向上させることになります。私たちは、兄弟姉妹がどこにいても、停止し、呼吸し、そして自分自身に戻るということを知っています。

サンガは、個人の動作からできていますので、私たちにはサンガのエネルギーを創造するのを助ける義務があります。私たちの存在がマインドフルな存在である時、サンガのエネルギーに貢献しています。

私たちが深く見る実践をすれば、相互依存についての理解が深まり、一つ一つの笑顔一歩一歩一息一息皆のためであることが分かるでしょう。それは私たちの国のためであり、将来のためであり、私たちの先祖のためです。

私たちができる最善のことは、サンガの正の要素へと自分自身を変容することです。サンガのメンバーが、上手に実践している私たちを見れば、自分も自信を持ち、より上手に実践するようになるでしょう。もし、サンガの中にあなたのような人が二人、三人、四人、五人、六人、七人いるなら、サンガは幸せなサンガとなり、世界中の多くの人々の避難所になるだろうと私は確信しています。
:引用終わり

(解説)
マインドフルネスとは、自分自身に戻ることを意味します。そして、自分自身とは、目覚めた意識、独立していない自己、即ち全宇宙を意味します。小さな子供を除いて、ほとんどの人は自他をを分離するエゴ、独立した自己、即ち偽の自己です。彼らは、自分は特別、独立した、他より優れた(または劣った、または同等)であるという誤った見方を持っています。ですから、彼らは恐れ、怒り、憎しみ、絶望、嫉妬等の煩悩に苦しむのです。自分独自の分離、差別、即ち二元性は、彼らの苦しみの根本原因です。ですから、全ての苦しみは独自の創造物です。そして、彼らが自分自身と他を愛せない理由は、自分がエゴであるからです。私たちが、マインドフルネスを通して、自分自身をエゴから目覚めた意識へと変容する時、私たちは目覚めた意識として悟りを開き、一時的な仏陀になります。

(参考)http://compassion5151.blogspot.jp/2015/10/notice-of-building-awakening-sangha.html
http://compassion5151.blogspot.jp/2016/01/notice-of-session-format-change-of.html

 
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