Sunday, July 10, 2016

母なる地球を救うためにできること

次のシスター・チャン・コーンからの特別なメッセージを深くご一読ください。 http://plumvillage.org/news/can-you-hear-mother-earth/
以下は抜粋です。

引用:
私たちの多くは、私たちが地球と一つであることを忘れてしまっています。地球は私たちから独立した実体ではありません。私たちは地球の一部であり、地球は私たちの一部です。地球は、私たちが自分の意志で搾取するための資源ではありません。地球は私たちそのものです。私たちは、ちょうど地球上の他の全ての種と相互に依存しているのと同様に、地球とも密接に相互に繋がっています。私たちの精神的祖先は、相互に依存して共同発生(縁起)の法則を私たちに教えてきました。「それがあるから、これがある」のだと。地球がここにあるから、私たちがここに居るのです。全ての種は、私たちの兄弟姉妹です。私たちは皆、地球の子供です。

私たちが地球との、そして全ての種との、深い相互依存関係を理解する時、現況を助けるために私たちは何をすべきか、そして何を止めるべきかを理解するでしょう。未来が私たち全員にとって可能であるように、私たちが状況を変えるのを助けるのに必要な明晰さと思いやりを持つでしょう。

私たち一人一人は、具体的な方法で行動をおこすことができます。私たちにできることは、
1. 私たちが選択する食べは、私たちの個人的健康富と資源の分配地球環境に対し大いに影​​響を与えるということを認識できます。気候変動地球規模の環境汚染への影響を軽減するために、そして私たちの健康だけでなく、私たちの思いやりを滋養するために、全米科学アカデミーによる昨今の研究によって推奨されたように、私たちは完全菜食主義の食事に近づいていくことができます。私たちは肉の消費を50%減らす、即ち一月に15日は肉や乳製品を食べないという約束をすることができます。

2. 環境の病人間の病に本質的に繋がっているということを認識できます。私たちは私たちのライフスタイルを深く観て、私たちの消費を減らし、暮らしを質素にする変更を加えるべきです。強欲は、個人主義的、物質至上主義的な世界の見方の副産物です。強欲がまん延し、私たちの地球の不均衡の主な原因となりました。私たち一人一人はどこに住んでいようとも、豊かな北半球社会と南半球社会との間の不平等を緩和するための努力を支援することができます。

3. 代替の再生可能エネルギー源があるということを認識できます。私たちは持続可能なエネルギー源を見つけ出して、原子力や化石燃料から移行するよう、政府に促すことができます。母なる地球、及び地上や海中の多数の種を犠牲にすることなく将来の世代の幸福も犠牲にすることなく、新しい方法で社会や産業を発展させることは可能です。核廃棄物は、地下に隠されていようが露出されていようが、私たちの地球に有毒な癌です。私たちは、今日の贅沢明日の病気で支払うことになります。私たち一人一人が、日々購入する電気、水、交通、その他製品の面で、エネルギーの個人消費を減らす努力をすることができます。

4. 畜産業(肉の生産業)や農産業は、環境悪化の主な原因であるということを認識できます。私たちは、肉や魚を養殖し、加工し、輸送することによって引き起こされる廃棄物や汚染を最小限にするために、持続可能な開発の実践を採用すること、並びに増加中の世界人口のための持続可能な食料源ではない肉や魚の生産から撤退することを政府に働き掛けなければなりません。
:引用終わり

(解説)
デヴィッド・ボームは、「私たちを構成する全ての物質は地球からやって来て地球へと戻るのだから、私たちは地球そのものだ」と、言いました。もし、私たちが自分は母なる地球そのものであることを理解していれば、母なる地球に決して危害を加えることはできません。ですから、私たち一人一人は、自分が母なる地球の子供であることに気付かねばなりません。ですから、母なる地球は私たちの中にあります。この意味で、私たちは母なる地球そのものです。一度、私たちがこの現実を理解すれば、自分の世話、即ち母なる地球の世話を良くするために、私たちはマインドフルな消費を通して自分の生活の仕方を自動的に変えることができます。 

(参考)http://plumvillage.org/letters-from-thay/sitting-in-the-autumn-breeze/
http://compassion5151.blogspot.jp/2014/11/vegan-and-vegetarian.html

シスター・チャン・コーン