Saturday, July 23, 2016

自分の世話の仕方

次の「選択的水やりとトータル・リラクゼーション」に関するティク・ナット・ハンの法話を深く傾聴してください。
http://tnhaudio.org/2016/07/16/selective-watering-total-relaxation/

(解説)
全ては停止(止めること)から始まります。停止は休息沈静癒しをもたらします。ですから、最初のマインドフルな吸う一息は私たちが思考を停止し、目覚めた意識を復活させるのを助けてくれますので、非常に重要です。もし、私たちが瞑想中に考え続けるなら、何も始まりませんので、それは時間とエネルギーの無駄です。

私たちが考えている時は、失念(マインドフルでない気が散った状態)で生きています。そして、私たちが考えるのを止めた時、マインドフルネス(心が今ここにあり、体と一つになった状態)で生き始めます。マインドフルな人は、生命の奇蹟に触れ、自分の内面と周囲で何が起こっているかを認識し、現実の本質に触れることができます。逆に、考えている人は同じことができません。実際に、考えている人はただ夢を見ているだけで、あるがままの現実に触れることなく、幻想、即ち自分の心の投影を見ているだけです。それ故に、まず第一に、私たちは停止する必要があるのです。

(参考)http://compassion5151.blogspot.jp/2016/04/blog-post_26.html

ティク・ナット・ハン